水力発電のエネルギーはどこから来るのか

2023年07月23日
昨日、天蓋山という山に登ってきました。
山之村にある人気の低山です。

モンベル調べによると、日本の低山トップ3に入る人気なんだとか。

さて、その天蓋山に、山之村牧場から登る新ルートが出来たのです。
新ルートのオープンがまさに昨日でした。

そういうこともあって、PTA行事の親子登山として登ってきたわけです。

天蓋山は、まさに「ちょうどいい山」。
親子登山にピッタリの行程でした。

登山の感想はさておき。


水が豊富な山之村、
天蓋山の登山ルートは、新旧どちらの道も水量豊富な沢と隣接しています。

それぞれの沢で発電して、
山之村牧場と山之村キャンプ場に電力を供給出来たら面白いな…
なんて思いつつ歩いていました。

(ちなみに川の写真はありません。)


川を見ながら歩いていると、
落差の大きな滝のようなところもあるし、
平たんに流れているところもあるし。

眺めていたら、ふと疑問が湧きました。



【水力発電のエネルギーってどこから来るんだ?】


バカなのか…。

そんなことも分らんのか…。

プルプル


我ながら情けないですが、
ともかくそんなことを考えながら歩いていました。


基本的には位置エネルギーだ。
というのは、まあ分かります。

高い山で水が湧く。

標高が高いから位置エネルギーを持っていて、
落差のたびにそれを運動エネルギーに変えながら流れていくわけですよね。

その運動エネルギーを取り出して発電する。

模式図にすると、こんな感じになりますね。
水力発電のエネルギーはどこから来るのか

うんうん。
高校の頃、物理のテストでガチ0点を取った私にもこれくらいは分かります。


ところが、目の前にある川ではまだ水力発電をしていません。

そうなるとこんな感じになるわけです。

水力発電のエネルギーはどこから来るのか

というか、実際には水力発電を行ったとしても取り出せる運動エネルギーはほんの一部ですから、
発電開始後もこういう状況は続くわけですが。


滝のような地形でバシャバシャ水が落ちてて、
その落差分の位置エネルギーが大量の運動エネルギーに変わっている。

でもその先、滝つぼを過ぎると、のほほんと水たまりみたいなゆったりした流れがある。

あれ?

運動エネルギーはどこにいった????




水力発電でもらうはずの運動エネルギーは、
落差が終わるとどこかに消えてしまう。

これは言い換えると、
「水力発電で川から分けてもらうエネルギーは、
 本来どこに行くはずだったものなのか」
ということでもあります。


結論からいうと、これは水温です。


水が滝つぼに落ちるとき、運動エネルギーは熱に変わって
水温がほんのすこしだけ上がります。

70mの落差があれば0.1℃上がるくらいとかなんとか
(物理がわからない)




つまり、川の上流から下流までビッシリ水力発電を敷き詰めると、
下流の水温が少しだけ下がるわけですね。


実際には、影響はまったく出ないレベルですが、

水力発電のエネルギーは川(下流)の水温からもらう」んだなあ…

というお話でした。




ところで、

こんなに長く読んでいただいてから言うのも申し訳ないんですが、

ここに書いた話は歩きながらボンヤリ考えてみただけの与太話です。

実際にはぜーーーーーんぜん違うかもしれません。

どうかご了承ください。
スポンサーリンク
Posted by ハイドロ山之村  at 13:09 │Comments(0)水力発電について
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
水力発電のエネルギーはどこから来るのか
    コメント(0)